こんにちはMonkeyFlipRossoの店長高橋です。
先日、社員研修で、福井県鯖江市とその近郊の眼鏡工場見学へ行きました。
初めて鯖江へ来るスタッフも居ましたので、レッサーパンダで有名な西山公園を堪能しつつ、
現地のメーカーさんのご協力のもと、沢山の工場を回らせて頂きました。
写真は西山公園にいるシロテテナガザル。なんか魅力的な佇まい。
午前はレンズ工場で染色の作業や工程を拝見しつつ、これからのレンズカラーのトレンドなどをお伺いしました。
そして、カラーレンズの色を均一に染める難しさや、苦労話も聞くことが出来ました。
基本的に企業秘密でしたので、写真はありませんが、しっかりと心に焼き付けさせていただきました。
お忙しい中ご協力いただいたレンズメーカーさま、どうもありがとうございました。
お昼ゴハンはソースカツ丼定食。ご当地グルメ。鯖江に来たらやっぱりこれです。
とってもボリューミーでおいしいソースカツ丼定食をお昼に頂き、
次に眼鏡のシルク印刷等をする会社へお邪魔しました。
こちらはただ単に印刷をするのではなく、まさか印刷とは思えない新しい技術を沢山ご紹介してくださいました。
綺麗な工場の中は最新の機械が並び、フレームに次々と綺麗な印刷をしていました。
スタッフもZIPPOにシルク印刷を体験。
見事に失敗してました…。
最新の印刷技術による印刷パターンを沢山見せてもらい、脳内で妄想が膨らみっぱなしです。
続いてプラスチックフレーム企画製造会社のコマツオプティカルさまへお邪魔して、職人さんが実際に仕事をしている様子を見させていただきました。
年季の入った機械がいくつも並んでいます。
今回の視察で一番楽しみだった場所、ついに行くことが出来ました!
普段立ち入ることが出来ないところは非常にワクワクします。
何人もの職人さんが黙々と仕事をされています。
ちなみに、手前から二番目の方は増永金治郎氏。
プラスチックフレーム製造業界でトップクラスの磨きの職人で、当店でも販売させて頂いているシリーズ「金治郎」を手掛けていらっしゃる方です。
写真は泥磨きという工程を行っています。熟練の技で艶のある仕上がりに。
フレームは当店にて是非ご確認ください。他の眼鏡と比べても全然艶が違います。
お忙しいところ丁寧に対応して頂きありがとうございました。
続いてメタルとコンビフレーの製造を手掛ける丹羽眼鏡工業株式会社さまへお邪魔致しました。
鯖江市街から車で20分ほどでしょうか、
河和田地区というゆったりとした時間が流れている場所に、工場がありました。
代表の丹羽雅彦氏に現場の作業をご紹介いただき、
さらに実際に「巻き」という工程を体験させて頂けることに。
挑戦したスタッフはもちろん苦戦を強いられていました。
写真下に重なっているのがスタッフが巻いたリム…。
こちらはリムをV型に切る為の機械です。
こちらはメタルリムにカーブを付ける機械。
パーツを付け替えてレンズカーブを変えることが出来ます。
個人的には昭和の鉄っぽいインダストリアルデザインに惹かれてしまいます。
この機械はプレス機。あっ写真奥の機械がカッコイイです。
写真左の針金みたいな棒を真ん中の四角いマスターに詰めてプレスすると、ブリッジのパーツが出来上がります。
話を色々とお伺いしたところ、眼鏡製造の機械を扱う際に危険な作業も多く、大きなケガをすることもあるそうです。一時も気が緩められません。
他にも、今は使われていないマニアックな工具などを多数見せて頂き、眼鏡好きにはたまらない時間を過ごすことが出来ました。。
貴重なお時間を頂きありがとうございました。
そして最後に鯖江市にある眼鏡ミュージアムへ。
所ジョージさんやさだまさしさん、木梨憲武さんなどの有名人が実際にかけていた眼鏡がかざってありました。
実際に度が入っている眼鏡もありましたよ。
展示物も解説もすべて面白く、眼鏡好きな方には間違いなく楽しめる場所ではないでしょうか。
昔の眼鏡が全部素敵過ぎる。
今回の個人的ヒットはこの鉄製眼鏡式双眼鏡。考えた結果この発想へ行きついたのでしょう。
このミュージアム、実際に眼鏡が買える店舗や眼鏡フレーム作りが体験できる教室もあり、
とっても面白い場所でした。
眼鏡が好きな方もでも楽しめる
今回も素敵な発見や学びが沢山あり、非常に充実した一日となりました。
改めてご協力いただいた企業の皆様、ありがとうございました!!